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雨樋の勾配について:知っておきたい雨漏り防止の基礎知識

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「雨樋の勾配」という言葉、聞き慣れない方も多いかもしれません。しかし、この勾配が適切でないと、思わぬトラブルを引き起こす可能性があるのです。

皆さんの住まいには、屋根から流れ落ちる雨水をスムーズに排水するための「雨樋」が設置されています。この雨樋に「勾配」をつけることで、雨水が滞ることなく排水口へと導かれます。まるで滑り台のように、雨水がスムーズに滑り降りていくイメージです。


1.なぜ雨樋に勾配が必要なのでしょうか?


それは、雨水が滞ると様々な問題を引き起こすからです。例えば、雨水が軒樋に溜まってしまい、溢れてしまうと、外壁を伝って室内に水が侵入し、雨漏りの原因となります。また、雨水が壁に長時間当たり続けると、外壁の汚れやコケの発生、ひび割れなどの原因となり、建物の寿命を縮めることにもつながります。さらに、基礎部分に水が溜まり続けると、腐食が進み、建物の強度が低下する可能性も考えられます。

このように、雨樋の勾配は、私たちの住まいを長持ちさせるために非常に重要な要素なのです。しかし、雨樋の勾配が適切かどうか、ご自身で確認することは難しいかもしれません。

雨樋に勾配をつける理由は、雨水が滞ることで起こる様々なトラブルを防ぐためです。

2.理想的な勾配は?

軒樋の理想的な勾配は、10mあたり30~50mm程度と言われています。これは、雨水がスムーズに流れ、かつ流れが速すぎない、ちょうど良い勾配です。

3.勾配が不十分な場合に起こるトラブル

勾配が不十分な場合、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

・雨漏り: 雨水が滞り、壁を伝って室内に侵入します。

外壁の汚れや劣化: 雨水が壁に長時間当たり続け、汚れやコケが発生しやすくなります。

・基礎の腐食: 基礎部分に水が溜まり、腐食が進んで建物の強度が低下する可能性があります。

その他: 害虫の発生、樋の詰まり、樋の破損など、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

4.雨樋の勾配をチェックする方法

・目視で確認: 水平器を使って、軒樋や竪樋が水平になっているかを確認します。

・水をかけて確認: 雨樋に水をかけ、水がスムーズに流れるかを確認します。

・専門家に依頼: 建物の診断経験豊富な専門家に依頼し、正確な診断を受けることをおすすめします。

5.よくある質問

Q. 雨樋の勾配は自分で調整できますか?

A. わずかな調整であればDIYでも可能ですが、専門的な知識や工具が必要となります

Q. 雨樋の勾配調整にかかる費用は?

A. 調整の範囲や業者によって費用は異なります。

Q. 雨樋の寿命は?

A. 素材や設置環境によって異なりますが、一般的には10年~20年と言われています。

6.まとめ

雨樋の勾配は、建物の寿命を左右する重要な要素です。適切な勾配を保つことで、雨漏りや外壁の劣化を防ぎ、建物を長持ちさせることができます。定期的な点検とメンテナンスを行い、快適な住まいを守りましょう。

株式会社しろくまは、藤沢市に事務所を構える雨樋修理専門店です。豊富な経験と知識を持つ熟練の職人が、お客様のご要望に丁寧に寄り添い、高品質な修理サービスを提供いたします。

無料相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。